vol.798 頑固親父が遺した文化
2026-03-20
・伊藤滋隆さんからのお便り⑤
・ヒラリーさんとの出会い
・登山家の精神性
・いくとさんからのお便り①
・古いものを残す人
・文化を残す良い執着
本日の動画の内容
1.ヒラリーと伊藤さんに見る“人の器”
伊藤さんがヒラリーさんと出会ったエピソードを通じて その人物像が語られる
ヒラリーさんは大きく優しい存在でありその人柄こそがエベレスト登頂という偉業の根底にあると示唆される
2.登山者の精神性と“自立した強さ”
伊藤さんがお悩み相談をしていないことから登山者特有の精神性が語られる
3.漢詩と心の清浄化
いくとさんの話題に移り 漢詩が心を清める働きを持つことに触れられる
4.頑固さと執着が文化を残す?
新潟・高田の貸本屋の頑固親父のエピソードから 執着の二面性が語られる
本来は手放すべきとされがちな執着も文化や価値あるものを守り 次世代に残すためには不可欠な力となることもある
2026年2月21日
いくとさんからのお便り
(本日の動画の内容分)
目風様、かわかつ編集長
お礼が遅くなり申し訳ありません。
動画でのご回答、有難うございました。
漢詩について取り上げていただきありがとうございました。
頑固おやじとのエピソードも面白く拝聴させていただきました。
漢詩を趣味にしている人は少ないですので、
理解してくれる人だと分かると商談が進むのも分かる気がいたします。
最近は良寛さんの漢詩を楽しんでいます。
はい おはようございます
伊藤さんのお話を延々喋ってますけどもね、語っておりますが、まあこれくらいで良いかな
あ、伊藤さんはヒラリーさんとお会いになったんですね、すごいね
へえ尾瀬に行ったことあるんだ
ああ 伊藤さんすごいね、そんなとこで繋がってんだね
背が高くて優しそうで 大きなサンタクロースみたいなおじいちゃん。言い得て妙ですね
ふうん良かったですね
いやヒラリーさんって全く本当におっしゃる通りですよ、そういう方ですね
だから最初にエベレストにも登れたんでしょうね
伊藤さんもそういう方なんですね
頑張ってください伊藤さん
もっと もっと頑張れると思いますよ
伊藤さんはいくつになられたか。あれ見ればわかるか、会員情報ね
伊藤さんそういえばお悩み相談やってませんよね
来てた? 来てないよね?伊藤さんはね
かわかつ)
来てなかったような気がします
伊藤さんは まあ大丈夫なんでしょうね、自分だけで。オッケーだって感じで
まあ 山登る方ってそうなんですよ、やっぱ プライド高いし
あのプライドというかなんて言うか、精神性高いですよね
ありがとうございました、またお便りください
はい 伊藤さんのお便りはここまで ここで
ええ 次はですね、2月21日に来たいくとさんのお話に移っていきます
ああ、この時に漢詩の話が出てくるんだね
ええ 心が清浄になりますよね
ああそっか いくとさんが
漢詩について取り上げていただき、ありがとうございましたと
頑固オヤジとのエピソード
あの新潟の高田だよ確かね。高田にあった高田貸本店?か何かだよね
今でも思い出すけど、道端にあって古い貸本をこう並べてあるんですよ
ま、良い人だったけどね。良い人だけどやっぱ頑固だよね。
頑固じゃないとね、やっぱ古い物って残しておかないんですよ。こだわりがないと。
自分がずっと関わってきた貸本じゃないですか?でやっぱ愛着もあるわけですよ
だから容易く売ったり捨てたりしないわけですよ。
やっぱ執着があるわけ。だから残ってるわけ。
だからそこは大事よ。
だから執着ってのは必要じゃないけども
文化を残すとか。あるいは その なんつうの?次世代に継承していくっていう意味では、とても大事な要素にもなってるわけ
だから執着の良い面悪い面ってのはそこにあるわけ
で 今日はここまでで、いくとさんの本格的な話しは次回から始まります
良寛が古川くんの歳の頃に書いた漢詩
草庵雪夜作
回首七十有餘年
人間是非飽看破
往來跡幽深夜雪
一炷線香古窗下
「現代語訳」
振り返ってみれば、
七十数年の月日が流れた
世間の正しいの、間違っているの
といった議論にはもうすっかり
見切りをつけてしまった
庵へと続く人の足跡も、
深夜の雪に白く消えかかっている
古い窓辺の下で、私は一本の線香を
静かに焚いている
沁みますね〜
あとがき
人はしばしば「執着を手放せ」と言われます
しかし今回の話の中では それとは逆の側面が静かに示されています
山に向かう者の強さも
古い本を守る者の頑固さも
どちらも「何かを離さない力」から
生まれています
問題なのは執着そのものではなく
それがどの位置にあるかです
自分を縛る執着は重荷になりますが
愛着から何かを残そうとする執着は
やがて文化や価値へと変わることがある
つまり執着も 完全に否定されるべき
ものではなく 良い面 悪い面がある
というお話でした
vol.799 人類史上最大のカリスマ